等値演算子『 == 』
「等値演算子」とは、値が等しいかどうかを比較するときに用いられる演算子のことです。
「等値演算子」は主に「if」「for」「while」の条件式として利用されます。
もくじ
「 == 」の読みと意味
「A == B」は「A と B が等しい」という意味になります。
読み方に決まりはないので好きに読んで良いと思います。
「A と B は等しい」だったり、そのまま「イコールイコール」と読んでも良いと思います。
何を指しているのかが伝われば良いのではないでしょうか。
具体例
1 2 3 4 5 6 7 |
int x = 0; if( x == 0 ){ x = 10; } |
if文の条件式を見てみると、「x == 0」となっています。
これは「x が 0 のとき」という意味で、
x が 0 のときに、if文内の処理が実行されることになります。
では、改めてコードを見てみましょう。
1 2 3 4 5 6 7 |
int x = 0; if( x == 0 ){ x = 10; } |
1行目で変数xが0で初期化されています。
xが0なので、3行目のif文の条件「x == 0」を満たしているため、if文内の処理が実行されます。
よって、最終的に変数xは「10」になっています。
「=」と「==」
中学の数学では、「=」は “等しい” という意味で習いましたね。
x + 3 = 10
このように、左辺と右辺が”等しい”ときに「=」を使っていました。
ですがC#の世界においては、「=」は “代入” を意味し、「==」は “等しい” を意味します。
変数へ値を代入する場合には「=」を、値が等しいかどうかを比較する場合には「==」を使います。
「==」は、等しいかどうかの比較を行うものなので、基本的に「if」「for」「while」の条件式で用いられます。
間違っても、
if ( x = 0 )
このような書き方をしないようにしてくださいね。
x = 0
:x へ 0 を代入する
x == 0
:x と 0 が等しいかどうかの比較
となります。